【海外RYOKO 72】 韓国事情/釜山
韓国/釜山偏の続きです。
地下鉄の乗って驚いたのは座席のシートです。
見た目は日本の座席と変わりはありませんが、シートが硬い。
日本のつもりで座るとお尻に響く。
そこで私が初めて経験したのが、ある駅からキャリーケースような箱を引いた男の人が乗って来ました。
おもむろに、小物を取り出し商品説明を始めました。包丁磨ぎの実演販売です。
さすがに車両内で包丁は持てないので、フライ返しとスチールのものさしで実演です。
手際よく周囲に聞こえるように上手い説明です。
一通り説明すると車内を商品を持って回ります。
私の乗っていた車両でも4個は売れました。
そして、次の車両へと進んで行きました。
(400ウォン約320円)きっとサクラが乗っていたと思います。
次の駅では、少し身なりの悪い男の人が車両に入ってきました。
そして、客の膝の上の10枚程度束ねた封筒を置いていきます。
渡す相手を選びながら手際よく置いていきます。
束ねた帯に何か書いてありましたが読めません。
おそらく寄付か何かの依頼分でなないかと思いました。
車両の中を一回り置いていくと、渡した人のところにいきます。
よく置いた人を覚えているなと思いましたが、封筒を返す人・お金を渡す人さまざまです。
置かれた人は、変な顔をしていましたが「これは何?」と尋ねている様子もありませんでした。
社会福祉への協力の一つ?かもしれません。
国が変われば、常識も大きく変わります。
我々の常識が彼らの非常識なのかも知れません。
しかし、人と人の関係です。
どこの国でも、誠心誠意は必ず伝わるものと思います。
ですが、危機管理と自己責任、これはしっかりとしておかなければいけませんね。
営業部 河﨑 記