業界情報をお届け!視界RYOKO

【海外RYOKO 262】 韓国・中国製溶接継手/アンチ・ダンピング措置

海外RYOKO

今年も中国や韓国から年賀のカードが届きました。

今年は韓国からはカード・中国からはメールでの年始の挨拶が多かったように思います。

昨年3月に経済産業省より韓国と中国を対象に「炭素鋼製突合せ溶接継手」に対するアンチ・ダンピング(AD/不当廉売)関税措置の調査に入ったことが公表されました。

年末には、12 月28 日から平成30 年4 月27 日までの間、韓国(メーカーにより41.8%・69.2%)及び中国(57.3%)からの製品に暫定的な不当廉売関税が課される政令が公布されました。

AD 措置は鉄鋼製品では過去に例がなく、素形材でも初の事例だそうです。この処置は、JIS 規格製品のみではなく海外規格の製品にも適用されます。

弊社のANSI 規格製品にも今年の入荷分より課税されています。
現在はカーボン系だけが対象ですが、今後はステンレスや合金鋼にも関係してくるのでしょうか・・・?

今年は価格だけではなく品薄・納期についても注意が必要となりそうです。
ですから、韓国・中国のメーカーさんに加えて、マレーシア・シンガポール・ベトナムなどのASEAN 地区のSTOCKIST との情報交換もしっかりしておきたいと思います。

今年も、よろしくお願いいたします。