日本のものづくり会社紹介(73) : コンクリート製品製造プラントと環境リサイクル事業で日本をリードします
今回、ご紹介する会社は、国内トップシェアを誇るコンクリート製品製造プラント事業と環境リサイクル事業でお客様満足度NO.1 COMPANYを目指しておられる、TMS社さんをご紹介いたします。
1963年にコンクリート製品製造設備のメーカーとして転じて以降、1998年にアメリカ、2000年に中国へ進出し、機械設備の性能と顧客対応力で2006年、2007年には売上の過半をアメリカ市場で稼ぐほど大きな成功をおさめられました。日本市場では約70%超の国内コンクリート製品メーカーと取引され、お客様から高い評価を頂くことでさらなる高性能化に取り組んでおられます。
色々な種類のブロックを製造するためには、混合されたまま固まっていないコンクリートを製品形状に成型するブロックマシン(成形機)という装置にセットする金型を交換することで可能となります。TMS社のブロックマシン装置に付帯した「自動型替え装置」は、通常2時間程度要していた交換作業を自動化することで、約3分間で型替えが行える画期的な装置で、大幅な時間短縮と省人化で高く評価されております。
コンクリート製品製造プラント事業では、「セメントサイロ」や「骨材ホッパー」から供給される、セメント・水・骨材(砂・砂利等)を混練する「ミキサー(混合機)」、所定の製品形状に成型する「ブロックマシン(成形機)装置」、成型したコンクリート製品を養生室等へ搬送する為の「搬送システム」、乾燥させる為の「養生室」、荷造りの出荷前工程で必要な「多関節ロボット」など、そのほとんどを自社開発、製造されています。
また、環境リサイクル事業では、一般に「ゴミ」として埋め立てるか、焼却処理するしかない産業廃棄物の再資源化装置の製造販売などのリサイクル分野にも積極的に取り組んでおります。
廃ガラスびんや今後、廃棄で苦慮されるであろう太陽光パネルなどを原料とした「多孔質ガラス発泡材(ポーラスα)」を製造するリサイクル装置で生産される製品は、土壌改良・微生物脱臭・水質浄化・軽量段差補正材などへ。高齢化とともに増加する使用済み紙おむつを原料とした燃料化装置「スーパー・フェイズ」は、燃料リサイクルとしてフラフやペレットなどの新エネルギーへ。火力発電所から排出されるフライアッシュ・燃え殻・スラグ等を用いた「焼却灰固化リサイクルプラント」は、再生路盤材・再生骨材・舗装材へ再生させる事で、資源循環型社会を目指しております。
以下、TMS社さんの会社概要です。
- 本社 : 岡山県高梁市
- 創立時期 : 1950年4月1日
- 資本金 : 8,000万円
- 従業員数 : 160名 (グループ全体 : 280名)
- 業務内容 : コンクリート製品製造設備の製造販売・環境関連設備の製造販売
- 営業所 : (国内)札幌、仙台、埼玉、岐阜、大阪、福岡、(中国)天津、(米国)ミシガン州
<TMS社さんの特徴と強み>
●世界最速の自動型替え装置等の開発力
●お客様のニーズに対応した、自動化・省力化装置の開発
●世界の市場での競争により培われた技術力と対応力
今回ご紹介したTMS社さんにご興味のある方は、菱光産業(株)ソリューションチームの宮本までご連絡をお願い致します。
TEL 082-942-1510
FAX 082–832–3359
E–mail info@ryokosangyo.cojp
<お知らせ>
ものづくり企業ポータル(サイト)をリニューアル致しました!
本格的には今年の 2 月からスタートしたので、まだ小さなサイトですが徐々に大きくしていきます。随時、掲載企業を募っておりますので是非ご検討頂きたく宜しくお願い致します。