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レーザーカットとワイヤーカットは何が違う??

モーレツ!営業日誌

以前、お客様から「この分厚めの金属、四角くカットできる?」とご相談をいただきました。やってみると、これが思った以上に手ごわい…。ドリルで穴を開けようとするも、形はガタガタ、周囲もボロボロ。他に打つ手はないのか…。

 

そんなときに登場したのが“ワイヤーカット”。正直、半信半疑で試してみたのですが、結果は写真の通り。

エッジも美しく、形もビシッとキマってる!これはもう、感動レベルでした。

「ワイヤーカット、すごいじゃん…」と素直に思った、そんな現場エピソードでした。

 

そこで改めて調べてみたのですが、金属加工の定番ともいえる「切断加工」も実はいろんな方法があります。

中でもよく使われるのが「レーザーカット」と「ワイヤーカット」。名前は似ているけど、やっていることはまるで別モノです。

 

【レーザーカットとは】

高温のレーザーで金属を一気に切るタイプ。スピーディーで、薄い金属板を切るのにぴったり。また、金属以外の加工にも対応しており、アクリルや木材、ゴム材といった素材にも活用できます。ワイヤーカット加工と比較して、厚みのある金属は切断できませんが、薄いものであれば加工にかかる時間を大幅に短縮できるメリットがあります。

 

【ワイヤーカットとは】

細いワイヤーに電気を流して、放電で金属を少しずつ削っていく方法です。スピードはゆっくりだけど、精度はかなり高め。厚くて硬い素材や、細かい形状の加工が得意です。

ワイヤーカットは電気の伝導性がある素材であればどのようなものでも加工可能です。

また、レーザー加工よりも厚みのある加工を実現できることも特徴です。

加えて、機械制御によってカットを施すため、高精細な加工を実現できます。

 

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