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タイ雑感 (No.4) タイの洪水被害

ASEAN RYOKO

タイの洪水被害は深刻さを増しています。

報道では、今回の洪水被害はタイの3分の1の県に及び、日系企業で直接被害を受けたのは430社以上。

タイに進出している日系企業が約6,000社なので、7%が被害を受けたことになります。
サプライチェーンの寸断などで間接的に被害を受けた日系企業まで含めると6,000社の大半が被害を受けたのではないでしょうか。

10/22、とうとう首都バンコクの北部が一部浸水しました。

今後、バンコク中心部にまで被害が拡大すると、タイ経済とタイへの投資が減退するのは避けられません。

日系企業の駐在員やその家族がバンコクを脱出する動きも出てきました。
私が住むシラチャの町でもバンコクから避難してきた人が増えてきました。

普段でも需給バランスが取れていないシラチャのホテルは満室状態が続くものと思います。
また、飲料水を中心にスーパーの商品棚で空きが目立つようになってきました。

洪水被害で工場の生産ストップや物流の停滞などが原因だと思いますが、シラチャでも買いだめする人が増えたのだと思います。

災害は人々を不安にさせます。

一日でも早く洪水被害が終息することを祈るばかりです。

(2011年10月24日 長井)