タイ雑感 (No.106) ブタもおだてりゃ木に登る!?
いきなり写真の解説からです。
これは、バンコクの雑貨屋さんで購入した張り子のブタです。
赤、緑、黄色と3色の子ブタなんですが、妻が茶目っ気で3匹を木の上に並べて撮ったのがこの写真。妻は最近買った一眼レフデジカメ(Canon Eos Kiss)で写真を撮るのにハマっいます。
「やっぱり、一眼レフは綺麗だね。お前も写真の腕をあげたね。」と言うと、妻は「そうでしょう」とドヤ顔。
まさに、「ブタもおだてりゃ木に登る!」
それはさておき、ブタは世界的に縁起が良い生き物とされています。ブタは多産なので、「子宝に恵まれる=財産に恵まれる」ことから、幸福の象徴として身近に置いておくと、幸運を招くと信じられています。
古来、中国ではブタが魔除けの象徴として崇められてきました。そして、時を経るに連れてブタの家畜としての価値が高まり、次第に「財のシンボル」とされるようになったようです。
ブタの貯金箱が多いのもその理由からだと思いますが、実は我が家にも中国で買った金色のブタ貯金箱が置いてあります。(まだ金運はやって来ませんが・・・)
調べてみますと、中国以外にも韓国、欧州でも同じようにブタは縁起物だということがわかりました。韓国ではブタの夢を見ると金運アップとか、ドイツではブタは新しい年の幸福を運んでくると言われ、新年や旅立ちの時にブタのミニチュアを交換する習慣があるそうです。
また、ドイツ語で思いがけず良い事があった時「ブタを手に入れた」、運が良かった「ブタを持っていた」と言うらしいです。(ドイツ語はまったくわかりませんが・・・)
当然、タイをはじめ中国系が多く住む東南アジアでも同じくブタは縁起物なんですね。
沖縄には「豚正月」という言葉があり、元旦にブタを食べると、その1年は幸せに過ごせるという伝えがあるそうです。沖縄の豚肉料理は有名ですが、これは知らなかったですね。
沖縄は地理的に台湾や東南アジアに近いだけに、文化的、習慣的な影響があるのかも知れません。
さて、木に登った(登らされた)ブタの写真の出来栄えはいかがでしょうか?
まず、私なら絶対撮らない構図ですが・・・。
2013年11月4日(月) 長井