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ASEAN RYOKO (No.13) タイのゴミ不法投棄場で火災発生

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3/16にタイ中部のサムットプラカーンのゴミの不法投棄場で火災が発生しました。

近くには日系企業も多いバンプー工業団地もあり心配されましたが、24日までにほぼ鎮火したようです。

火事があったゴミ投棄場は広さ約16ヘクタールもあり、過去数年、民間企業が不法投棄を続けてきたという。

火災が放つ煙と悪臭で、周辺住民約1300人が目のかゆみなど体調不良を訴えています。
大気中からは基準値を大幅に超える一酸化炭素、二酸化硫黄、揮発生有機化合物が検出されたといいますから、何かと話題の中国のPM 2.5のタイ版になっています。

タイではゴミ処理は、決められた場所の指定のゴミ箱を清掃車が毎朝回収にまわっています。
黄色と緑の2種類のゴミ箱があるので、一応ゴミの分別がされているのだろうと思っていましたが、清掃車はいっしょくたに放り込むので、おそらく分別はされていないのでしょう。

でも、比較的タイ人は綺麗好きで中国と違い、公共の場所でもゴミの放置は少ない方だと思います。タラート(市場)の後片付けも所定の場所へのゴミ出しや露店まわりのほうき掃きなど、結構几帳面に掃除していますね。

しかし、清掃車はどこにゴミを捨てに行くのでしょうか?
一応は認可された場所だとは思いますが、日本や先進国と同じく、年々ゴミは増加傾向ですからきっと不法投棄されていることも多いのでしょうね。

今回の火災も不法投棄場とのことなので、これをきっかけに取締りが強化されるようです。
生活が豊かになればなるほどゴミとの戦いは避けられません。

これもビジネスチャンスなんですがね・・・。

2014年3月31日(月) 長井