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お客さまの困った、困った Vol.4 「ガスケットの交換」

お客さまの困った、困った

バルブの「グランド洩れ」につきましてはお問合せ、ありがとうございます。
3人の方2種類のお問合せがありました。

先ずは
「バルブのガスケットの交換時期はいつでしょうか?」

というお問合せですが、現場の方にお尋ねしました。

こういう場合メーカーの方に尋ねるのが筋かもしれませんが、私の経験上メーカーの方の回答は大体想像できます。

“「流体、温度、圧力」さらに「操業時間」によって異なります。”

その点現場の方の回答は明快でした。

“水、蒸気は洩れたら交換します。但し、高圧ガス・アンモニア(毒性のもの)は定期的に交換しています。”

問題はその時期ですが、「高圧ガス保安法」には交換の時期までは指定されていません。具体的には各自治体で決められているようですので、それぞれの事業所でご確認ください。

また、調べてわかったことですが、アンモニア設備の事故は73件のうち漏洩が97%(平成12~21年まで)でうち55%が食品だそうです。食品とアンモニアは関係なさそうですが、アンモニアは冷凍空調設備に利用されているそうです。

次は2つ目のご質問
「バルブのグランドから流体が洩れました。配管にバルブを付けたまま対応できますか?」

申し訳ありません。続きは次回とさせてください。
気になる方はメールでも電話でもお問合せ下さい。お待ちしております。

種類 条件
高圧ガス 常用の温度(通常使用している温度)で圧力が1.0MPa以上となる場合。温度35℃で圧力が1.0MPa以上となる場合。
圧縮アセチレンガス 常常用の温度(通常使用している温度)で圧力が0.2MPa以上となる場合。温度15℃で圧力が0.2MPa以上となる場合。
液化ガス 常常用の温度(通常使用している温度)で圧力が0.2MPa以上となる場合。0.2MPaとなる場合の温度35℃以下である場合。
その他の液化ガス 常液化シアン化水素、液化プロムメチル、液化酸化エチレンは圧力がどの状態でも(例えば、圧力が0に限りなく近くても)高圧ガスになる。