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お客さまの困った、困った(^^ゞ Vol.8 「価格よりも安全管理」

お客さまの困った、困った

写真の商品はアーク溶接で使われる溶接棒のホルダーです。
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よく使い込んでおられるようですが、残念なことに先端が欠けております。

このホルダーが実によく壊れるということで

「もっと丈夫なものはないですか?」

とのご相談を頂きました。

工具メーカーやネットでも訊ねたり調べてみましたが、素材そのものは大体似通っていて特に丈夫といえるものがありません。

そこで、他で使っておられる現場の方やオーナーの方にどうされているのか伺ってみました。
すると「壊れたら交換しています。そんなに高いものではありません。」という回答がほとんどでした。

なるほど一理あります。

私にご相談された方も

「そんなに高いものではないのですが、・・・」

と仰っておられましたが、どうやら“そんなに高いものではない”ために扱いが乱暴になっているのを心配されておられるようです。

壊れたところから火花が飛び散り火災の原因になる心配は大いにあります。
現場の方もその話をしましたら

「結構危険なんですよ。」

と、火花の飛び散り程度を説明して頂きました。

“安全”にはお金が掛かる時代になりましたが、事故が起きてからでは大変です。

“取扱いの注意 → 保管 → メンテ → 早めの交換”のルーティンで

「ご安全に!!」