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ASEAN RYOKO No.155 「タイ会紹介(45):浸炭・高周波がメインの熱処理メーカー」

ASEAN RYOKO

今回ご紹介するのは、ヘマラートイースタンシーボード工業団地内にあります、熱処理メーカーのC社さんです。

先日、同社のTさんと工業団地のゴルフコンペでお会いしたことをきっかけに、工場を訪問し、取材させていただきました。Tさんはコンペでベスグロ優勝するほど、ゴルフが大変お上手です。

さて、以下がC社さんの会社概要です。

・日本本社:愛知県刈谷市
・タイ拠点設立:2003年2月(熱処理工場稼働開始;2006年~)
・従業員数:129名(内日本人 3名)
・事業内容:部品の熱処理(浸炭・高周波)及びDLCコーティング
・主要顧客:自動車部品、二輪部品、農機部品メーカー他
・主な保有設備:
 →ガス浸炭炉:950㎏タイプ…2基 、 550㎏タイプ…7基
 →高周波焼入機:全4機 (20kw~150kw、3KHz~100KHz)
 →洗浄機:アルカリ洗浄機2機 、 真空洗浄機2機
 →ショットブラスト:大型ショット…1台、ハンガータイプ…1台
 →磁気探傷装置:複数交番型磁気探傷装置…1台
・検査設備
 →硬度計:ビッカース硬度計…1台 マイクロビッカース…2台 ロックウェル硬度計…1台
 →金属顕微鏡-1台
・認証取得:ISO9001-2008、ISO14001

<C社さんの特徴と強み>
●連続炉では対応困難な小量多品種ものが得意(バッチタイプの炉の為)
 →大型炉と小型炉があり焼入油は3種類を使い分け、サンプル対応も含め、
1個からの試作対応が可能です。
●浸炭焼入れ+高周波焼入れなどの複合処理が可能
●浸炭防止剤(ペースト)を使った防炭処理が可能
 →ネジ部や後加工がある部品について、硬化や熱変形の防止が図れます。
●自社内でショットブラストが可能
 →外観重視部品等、お客様のご要望に合わせた表面処理ができます。
 →マスキングで部分的なショットブラストも可能です。
●熱処理以外にDLCコーティング設備も保有
 →自動車部品向けで2017年中に立ち上げ予定です。

※今回ご紹介したU社さんにご興味のある方は、RYOKOの長井までご連絡をお願いいたします。きっとお役に立てるはずです。

長井タイ携帯:089-929-4348 *日本からは+66-89-929-4348
E-Mail:hideo-nagai@ryokosangyo.co.jp
HP アドレス:http://www.ryokotrading.co.th/