新入社員が学んだ、シートシャッターの役割と現場提案の視点
先日、先輩が製造業のお客様向けのシートシャッター新設工事の案件を担当していました。
「シャッター」といえば、商店街などで見かけるガラガラと上げ下げするものが一般的です。
このような金属製のシャッターしか知らなかった私は、シートシャッターがどのような仕組みで、どのような場面で使われるのかを詳しく知りませんでした。
そこで今回は、シートシャッターの特徴や用途を中心に調べてみることにしました。
■普通のシャッターとどう違うの?
調べていく中で、設置場所や素材、使われ方の違いが目に留まりました。
まずは、これらの点を整理します。
|
一般的なシャッター |
シートシャッター |
|
|
主な設置場所 |
建物の出入口、屋外に面した箇所 |
工場・倉庫内の出入口、作業エリア間 |
|
素材 |
アルミ、スチールなどの金属 ★重くて硬い |
PVC+ポリエステル系素材 ★軽くて柔らかい |
|
想定用途 |
防犯・外部遮断 |
動線確保・環境管理 |
|
開閉頻度 |
開閉頻度は比較的少なめ |
頻繁な出入りを想定 |
|
役割の特徴 |
建物を「閉じる」 |
空間を「区切る」 |
比較してみると、素材や構造の違いから、それぞれが想定している役割や使用環境が異なることが分かりました。
それぞれの特性に応じ、目的や設置場所に合わせて使い分けられています。
■シートシャッターの特徴と活用ポイント
①柔軟素材による密着性
シートシャッターは柔らかいシート素材を使用しており、床やレール部分と密着しやすく、隙間ができにくい構造です。
この密着性により、工場や倉庫内の作業エリアを区切り、夏の熱気や冬の冷気の流入を抑えることができます。
その結果、冷暖房の効率向上、防塵・防虫対策といった効果が期待できます。
②開閉スピードと操作性
シートシャッターは軽量な素材とシンプルな構造により開閉スピードが速く、センサーやリモコンによる自動開閉にも対応しています。
人やフォークリフトの動きに合わせて開閉できるため、立ち止まって操作する必要がなく、待ち時間を減らすことができます。
頻繁な出入りがある現場でも開放時間を短くでき、作業効率の向上に加え、冷暖房の効いた空気も維持できます。
③色や素材の選択肢
シートシャッターは用途や設置環境に応じて、色や素材を選択することも可能です。
透明タイプで視認性を確保したり、遮光タイプで環境調整、防虫効果のあるカラーを選んだりと、現場に合わせた対応ができます。
色や素材を工夫することで、安全性の向上や、虫の侵入リスク低減にもつながります。
|
種類・加工例 |
特徴・効果 |
|
|
色 |
透明 |
向こう側が見えるため、通行人や作業状況を確認しやすい |
|
イエロー |
虫が集まりやすい性質を利用し、侵入した虫を入口付近に留める |
|
|
グリーン |
虫にとって見えにくい光を利用し、外部からの侵入を抑制 |
|
|
遮光タイプ |
外光を遮り、室内環境を安定させる |
|
|
素材 |
帯電防止 |
ホコリが付着しにくい |
|
防炎・耐熱 |
火災・高温環境への配慮 |
|
|
低温対応 |
低温でも柔軟性維持 |
|
▼先輩が担当した案件のシートシャッターは、透明の窓があるタイプ!

シャッターの向こうに人や物がないか、はっきりと確認できるようになっています!
■学びと今後の視点
今回、先輩の案件をきっかけにシートシャッターについて詳しく調べ、特性を理解することができました。
シートシャッターは、柔らかい素材や開閉スピードの速さ、色や素材の工夫などにより、現場の動線や安全性、作業環境を守る場面に適していることが分かりました。
人やモノが行き交う製造現場では、作業の流れを止めずに空間や空気を管理するのに役立つ設備だと言えます。
また、設備の特性だけでなく、設置環境や作業条件を考慮した提案の重要性を実感しました。
新入社員としてまだまだ学ぶことは多いですが、今回の経験を通じて、現場に合わせた提案やお客様の課題に寄り添う視点を大切に、今後の業務に活かしていきたいと思います。