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タイ雑感 (No.59) ワット(寺院)の前で騙された!

ASEAN RYOKO

先日、日本から妻の友人4人がタイに観光に来ました。

妻の友人ですから、アラフィフ(around fifty:50歳前後)の女性集団です。

女が3人揃うと何とやら、妻を入れて5人なので更に凄まじいパワーに圧倒されました。しゃべるしゃべる、4人とも広島出身で、べたべたの広島弁は大阪のおばちゃんに負けず劣らず。

真昼間から屋台で「まず、ビール!」と言われた時には、思わず「お前らは親父か!」とつっこみを入れてしまいました。

それはさておき、バンコクの有名なワット(寺院)のひとつ、「ワット・プラケオ」を案内した時の出来事です。

入口を入ろうとした時、門の前でタイ人に道をふさがれ、「12時~13時までは休憩時間なので入場不可。先にワット・アルンへ行ってから、その後に来い」と言われました。

時計を見ると確かに12時です。何組かのファラン(西洋人)も入れず途方に暮れています。その後に、目の前に停まっていたトゥク・トゥクに乗れば20バーツ(約50円)で行けるとも。

ワットにも休憩時間があるのかと不思議に思いながら、トゥク・トゥクの運転手に再度料金を確認して、2台に分乗して乗り込みました。20バーツは相場を考えるとかなり安いので、それもサービスなんだろうなと思ってしまったのでした。

初めてのトゥク・トゥクに大はしゃぎのアラフィフ集団。
アラフイフの楽しげな?叫び声を聞きながらも少しばかり不安な私。

私たちを乗せたトゥク・トゥクは約5分後に到着しましたが、そこはワット・アルン行きの一般の船着場ではなく、300m手前にある手造りの小さな船着場でした。

「やられた、騙された」

薄ら笑いのタイ人が地図を見せながら、

「川下りが600バーツ、ワット・アルンまでは100バーツ」

と説明します。ワット・アルンまでの普通の船賃は8バーツなので、完全にぼったくりです。

「なんでやねん、高すぎるやんか!」

こういう時はなぜか大阪弁になってしまうんですね。

すったもんだした挙句、話題を変え、「腹がへったのでクイティアオ(タイラーメン)の美味い店を教えろ」と言うと、あきらめ顔で教えてくれました。大はしゃぎ継続中のアラフィフ集団を引き連れクイティアオ屋へ。

何事もなかったように、そこでもやっぱり、「喉が渇いたね、まずビール!」。
恐るべし広島のおばちゃん達、脱帽です。

あー、疲れた。
バンコクのワットに行かれる際は気を付けて下さいね。

2012年11月26日(月) 長井