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タイ雑感 (No.92) タイの紙幣

ASEAN RYOKO

今年の4月にタイの20バーツ紙幣がリニューアルされました。

6ヶ月経過して徐々に新しい紙幣を見ることも多くなり、感覚的に半分は切り替わっているように感じます。

タイは現在、紙幣の種類が1,000バーツ、500バーツ、100バーツ、50バーツ、20バーツですが、一番小額の20バーツ紙幣は使い勝手が良いのです。

日本ではお金で2の単位はあまり馴染みがないですが、外国では結構普通のようです。以前日本でも2,000円札が発行されたことがありましたが、まったく流通しませんでしたね。

タイでは屋台で買うパイナップルやスイカの切ったものが20バーツ、鶏の唐揚げが40バーツといったぐあいに、20の倍数になっているものが多いです。どこのゴルフ場もペットボトルの水は20バーツですし。(高いけど)

ちょっとしたチップも20バーツが相場というか、100バーツは出しすぎで50バーツはめったに財布に入っていません。そういうわけで、タイの小額20バーツ紙幣は使う頻度が高いです。

タイの紙幣には全てプミポン国王が描かれています。

新旧の20バーツ紙幣もプミポン国王ですが、リニューアルされた新紙幣のプミポン国王はより現在に近い年齢?の顔をしています。この肖像画はいったいおいくつの時なんでしょうか?ぱっと見は50~60才ですが、実際の国王は80才を越えているはずです。

ところで、タイの一番高額の紙幣1,000バーツはどのくらいの価値があるのでしょうか?

国によって物価や所得水準が違いますので一概に言えませんが、私は日本の1万円に相当するのがその国の一番の高額紙幣だと考えるようにしています。

例えばUS$だと$100、人民元だと100元、タイバーツだと1,000バーツといったように。(中国はこの10年間で所得も大幅に増え、物価も高騰したため、現在はその感覚ではだめかも・・・?)

実際の為替レートに換算すると違いますが、感覚的にそう思った方が間違いがなく、勘違いせずに済みます。旅行者や出張者など短期滞在者の多くは、日本円に換算して安い、高いを判断しがちです。

スナック1時間のセット料金が500バーツ(5,000円感覚)、ゴルフ場が2,000~3,000バーツ(20,000~30,000円)、マサージ2時間チップ込み500バーツ(5,000円感覚)、タイ飯軽食50バーツ(500円感覚)といった金銭感覚を持っておかないと、帰国してから困ると思います。

とは言ったものの、外国のお金は子供銀行のおもちゃのお金のように見えるのでの、つい使いすぎてしまい後で後悔することもしばしば。

言うは易し、行なうは難しです。

2013年7月22日(月) 長井