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オシゴトだより 四十一通目「棚卸の役割」

オシゴトだより

総務・企画を担当する小林が、商品や業界情報とはまた違う切り口で皆様にちょっとした話題をお届けする「オシゴトだより」。

四十一通目の今回お届けするのは、「棚卸」のお話しです。
みなさんの会社では、実地棚卸を行いますか?

菱光産業では、倉庫があり商品の在庫を持っていますので半期に一度実地棚卸を行います。この日ばかりは事務担当も営業担当も関係なくみんなで軍手をして商品を数えます。ここ数年で倉庫の整理整頓や商品棚の番地化が進み、システム上の在庫の計数の行われ方も精度が上がったため、前回よりも短い時間で無事集計を終了し、担当としてホッと一安心しているところです。

ところで棚卸と前後して、あらためて在庫管理のイロハを本で勉強する機会を得ました。
その本によると、棚卸の役割には二つあり、以下のようなことが書いてありました。

棚卸の役割
1 数量を数えて紛失などで帳簿との違いがないかを確認する
2 物の状態を確かめ、品質劣化による在庫の減耗を確認する

これまで1のことばかり気にして実行してきましたが、確かにどんなに数を数えても出荷できる状態ではないものをカウントしても意味がありません。

数を数えるときに社員誰もが「これは品質劣化しているのでは?」と気付けるためのガイドラインが必要かもしれません。

例えば食品を扱う事業なら、「賞味期限まで○日残っている」「入荷日から○日経過している」など数字で表現できますが鉄鋼製品の場合は・・・?

ひとつレベルアップした管理ができるよう、みんなで知恵を出してみようと思います。