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鋼板のサイズ

RYOKO TIMES

鋼板のイラスト

 

営業開発部の各担当が、日々の業務を通じて感じたこと、おしらせしたいことを、 交代制で発信する【RYOKO TIMES】。第 29 回の今回は山中より発信します。

 

お客様に鋼板を定尺でご注文頂く際、サイズは「サブロクで!」「シハチで!」と言われます。このサブロクやシハチとは何なのか調べてみました。

 

尺貫法

もともと日本は長さの単位として、『尺貫法』を使っていました。尺は長さの単位、貫は重さの単位を指します。
貫は日本独自の単位ですが、尺は東アジア一帯で使われている単位です。尺の長さは各国でまちまちですが、日本の尺は日本地図で有名な伊能忠敬が考案した折衷尺(1 尺=303.03mm)でした。910mm×1820mmの板は、幅が 3 尺で長さが 6 尺のとなるので「サブロク」と呼ばれます。3×6(サブロク)に、それぞれ 303.03mmをかけるとメートル法の呼び方になります。日本が 1896 年にメートル条約に加盟したことから、メートル法と併用される時代が続きました。尺貫法は 1959 年に廃止されましたが、べニアや石膏ボードなどにも現在もその名残が残っています。

 

尺貫法とメートル法の変換
呼び方 表記 メートル寸法に置き換えると?
サブロク 3×6 910mm×1820mm
シハチ 4×8 1230mm×2430mm

 

鉄鋼業界における単位の基準

我々菱光産業が属する鉄鋼業界での定尺は、尺貫法(303.03mm)ではなく、国際フィート(304.8mm)が基準になっています。

 

鋼板(SPCCなど)のサイズを表すときの変換
呼び方 表記 メートル寸法に置き換えると?
サブロク 3×6 914mm×1829mm
シハチ 4×8 1219mm×2438mm

 

鋼板の寸法がなぜフィートなのかは、日本の尺に一番近い寸法であったことや、イギリスから製鉄技術を導入した際にイギリスの商業単位で有ったインチ・フィート法が使用され
た・・・など諸説あるようです。ちなみにフィートは漢字で書くと「呎」です。

この記事を書くまで鋼板の定尺も「尺」が基準になっていると思っていたので驚きでした。

それでは次回もお楽しみに。