オシゴトだより 三十通目「デジタル化の壁」
オシゴトだより
総務・企画を担当する小林が、商品や業界情報とはまた違う切り口で皆様にちょっとした話題をお届けする「オシゴトだより」。
三十通目の今回お届けするのは、「デジタル化の壁」のお話しです。
ワークフローシステムの導入を検討したり、RPA について勉強したりの日々をこちらの便りでもお伝えしていますが、どちらにしてもぶつかる壁があります。
例えば!
「RPA にこの注文情報を読み込ませて在庫の引き落としをしたい!」
と思えば注文情報はきちんと決まったフォーマットに正しく入力されたデータでなくてはいけません。手書き文字や、システムから出力されていたとしても PDF 文書の読み取りはまだまだ難しい・・・届いた FAX を結局人力でデジタル化する過程が必要かも。
例えば!
「クラウドワークフロー上で経費精算できる仕組みを実現したい!」
と思えば、今まで領収書に押印と用途メモだけを追記して紙で提出していた営業マンが
→システムにログインし
→経費申請ボタンを押し
→交通費ボタンを押し
→金額を入力し
→申請ボタンを押す
というステップを踏まなければいけません。
何せ領収書を勝手に読みとってシステムが日付と金額と印鑑の名前を判断することはなかなか難しいのです。アナログでは何とも思っていなかった簡単なことが、デジタルに「ならない」ことを痛感します。
なんでもかんでも紙と人力でやる時代は終わったので、新しいシステムの準備をしながら
「みんな、慣れるまで耐えてね・・・」と祈っている毎日なのでした。